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バンコクで家を探す小澤茂男。以前から海外で事業を起こしたいと考えており、その地として選んだのが日本人が多く居住するタイバンコクです。タイには2度ほど旅行で来た経験があり、楽しい街だと感じていました。もともと料理人として修行していたこともあり、求人はとても見つけやすかったといいます。ホテルで働くことが決まっており、まずは修行もかねて2年ほど勤務し、その後自営したいと考えています。
ただし言葉が全くわからない状態で問題ないのか、といった疑問は持っていました。現地のスタッフに確認すると「全く問題ない」といわれたため、言葉は特段練習することなく現地入りしました。現地入りして早々、宿などは会社側が用意してくれていました。現地に入ってから3日目から勤務をスタートしてほしいといわれ、2日間は観光がてらに町をぶらついていたそうです。
そして3日目、いよいよ勤務となりました。住居についてもいずれ決めなくてはならなかったのですが、当面はホテルの空き部屋を利用していいといわれたので、比較的のんびり構えていました。

料理の腕に自信があった小澤茂男。キャリア10年以上のベテランだったことや、地元でも評判が良かったことから自信満々でした。確かに料理の腕は確かだったのですが、ここで新たな問題が生じます。それは「スタッフへの指示」でした。スタッフに対して、指示や指導をしなくてはならないわけですが、英語は通じずタイ語が全くわからなかったことでさらに苦戦を強いられたといいます。
そのためスタッフからしだいに「仕事ができない人」といった目で見ている様子が伝わってきて、辛い思いをしたそうです。このことから語学学校へ通う決意をしました。
そんな矢先会社側から「いつまで部屋を使う気なんだ。そろそろ自分で住居を探せ」といわれました。住居についてはゆっくりでいいといった記憶だったのですが、どうやら違っていたようです。早速住居探しをスタートさせることになりました。
とはいってもほとんど職場のホテルから出たことがなかったため、どういった物件がいいのか、どういったエリアが良いのか全くわかりませんでした。しょうがないと思い、ひとまず職場から近いコンドミニアムのようなところを片っ端からあたることにしました。

コンドミニアムについては、外国人向けの住居や現地向けの住居などさまざまな住居があることがわかりました。外国人向けの住居はプールやフィットネス、セキュリティシステムがついているところがほとんどであり、タイ人向けの住居はそうしたものがあまりないケースが少なくありませんでした。
豪華絢爛なところもあれば、質素なところなど同じエリアでもこんなに違いがあるんだと思うほど住居はいろいろありました。見ているうちに大体相場や感じが理解できるようになり、これなら1人で探せると感じました。
またその日からすぐに住むことが可能な場所もありました。
小澤茂男は翌日も仕事が終わってからコンドミニアム見学に出かけました。日本人御用達のスーパーもあるときき、そこにも立ち寄りました。するとフリーペーパーがおかれており、住居についても若干情報が掲載されていました。

また不動産屋があることもわかりました。現地の日本人は不動産屋を利用しているのだなと感じました。
これは便利だと内容を見てみると、不動産屋は駐在員向けの物件ばかりで価格がとても高く到底住めない物件であることがわかりました。このことから、再び自分の足で探す必要性を感じ自ら探す決意をしました。
家賃については1万バーツ(約3万円)前後を希望していました。この価格でも部屋は広く、またプールつきの物件に住めることがわかりました。このように安くて日本では考えられない物件に済めるのもバンコクの特徴なんだなと感じつつ、物件探しを再開しました。
3日目、ようやく候補が3つに絞り込まれました。小澤茂男はせっかくならプールつきの物件に住みたいと考えていました。プールつきの物件なんて、そうそう住めるものではなくそれこそタイでなければ難しいだろうと考えたためです。プールつきの物件の3件に絞込み、その中でも1番大きいプールつきの物件に住むことを決意しました。
このようにして手探りで物件を探し、ようやく居住地が決まりました。言葉があまり通じなくても紙に書いてやりとりすればそれなりになんとかなりますし、日本よりもはるかに手続きが楽だと感じたそうです。

小澤茂男の住居さがしはこれでひと段落しました。家はとても快適だそうで、友達が遊びに来たときも泊めるスペースもあり、優雅な生活を満喫しているそうです。語学学校にも通い、タイでの生活もなれてきたようです。
タイでお手ごろのコンドミニアムを探すなら、自分でコンドミニアムを周り、管理人に聞いてみるのが1番良いよいです。不動産屋で取り扱っているものは、高値の物件も多いことからそうしたものではないところを探してみるといいでしょう。

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