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タクシー運転手というのはただ乗客を目的地に運ぶだけでなく、乗客が退屈しないように配慮することも仕事のうちだそうです。上村親志は小さなタクシー会社に勤めるドライバーですが、この地域では知らぬ者はいないというほど有名な人物です。彼が有名な理由はとにかくトークが上手ということで、彼に相談するためにタクシーを利用する方も少なくありません。

■小さな頃から乗り物が大好き
上村親志は物心ついた頃から乗り物が大好きな少年でした。子供用のおもちゃの車を皮切りに三輪車、自転車と順調にステップアップし、中学時代になるとバイクにも興味を持ち始めましたがさすがにそれは両親から止められたそうです。しかし、高校生になり原付バイクの免許が取れるようになると即座に取得し、18歳の誕生日を迎えると自動車学校に入学、わずか三ヶ月で免許を取得することに成功しました。小さな頃から一貫して乗り物が大好き、という気持ちが高じて今の仕事に就いたのでしょうね。

■ひょんなことからタクシー会社に就職
もともと上村親志は乗り物の運転とはまったく無縁の仕事に就いていたのですが、たまたま父の知り合いがタクシー会社を経営しており、しかも業務が忙しいのに従業員が足りないということで手伝ってほしいと言ってきたことがきっかけでタクシー会社で働くことになりました。幸い、二種免許は取得していたので最初は小遣い稼ぎ程度の気持ちで働いていたのですが、運転技術も高いうえにトーク術にも優れているということでたちまち人気ドライバーとなり、そのまま就職することになったのです。

■抜群のトークセンス
彼の運転するタクシーに乗った顧客は口をそろえて「あっという間に目的地に着いた」と言います。これは彼の運転がスムーズで無駄がないことも理由の一つですし、トーク術が素晴らしいため話しているうちに気が付けば目的地に着いている、ということが起こるのでしょう。また、彼はただトーク術が優れているだけでなく、顧客一人一人の話に真剣に耳を傾け適切なアドバイスをくれるのです。そのため、彼に相談するために彼を指名する方もいますし、話がしたいために予約する方もいるくらいです。

彼の勤めるタクシー会社での業績も当然トップクラスで、毎日指名がコンスタントに入るのも彼だけだということです。また、タクシー会社にしては珍しい指名のキャンセル待ちなどもあるようですから驚きですね。いまやこの地域に欠かせないタクシードライバーとなりました。

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